【2026年最新版】Claude Codeコマンド・ショートカット50選
Claude Codeのコマンドとショートカットを50個、難易度別にまとめました。
公式ドキュメントを読んで、実際に使って「これは効く」と確信したものだけを選んでいます。 コピペで使えるプロンプト例付きです。 ブックマークして辞書代わりに使ってください。
「Claude Codeをこれから使いたい」という人も、「もう使ってるけど半分くらいしか機能知らない」という人も、この記事を上から順に読んでいけば全体像がつかめます。
こんな方が対象です。
Claude Codeをインストールしたけど、基本コマンドしか知らない
公式ドキュメントが英語で読むのがしんどい
「便利なコマンドあるらしいけど、どれから覚えればいいかわからない」
ビジネスの現場でClaude Codeを使いこなしたい
では、始めます。
第1章:「まだ5個しかコマンド知らないの?」── Claude Codeの全体像と料金を30秒で整理する
最初に、前提を揃えます。
Claude Codeは、Anthropicが作ったターミナルベースのAIツールです。
ターミナルというのは、パソコンの黒い画面のこと。 そこにコマンドを打ち込むと、AIがファイルの読み書き、コードの作成・修正、コマンドの実行まで全部やってくれます。
普通のClaude(ブラウザのチャット画面)との決定的な違いは、「パソコンの中のファイルを直接触れる」ことです。
チャットだと、AIの回答をコピペして、自分でファイルに貼り付けて…という手作業が発生します。でもClaude Codeは違います。AIが直接ファイルを作って、編集して、保存してくれます。
僕はベンチャー企業で働いていた時、部下をマネジメントしてきた経験がありますが、Claude Codeを使っていると、まさに「超優秀な部下が隣で作業してくれている」感覚になります。
指示を出す。計画を確認する。実行させる。成果物をチェックする。 このサイクルが、ターミナルの中で完結します。
で、ここからが本題です。
僕もClaude Codeを使っています。 Skillsも大量に作りました。 記事執筆、請求書、SNS運用。いろいろなことをClaude Codeに任せています。
にもかかわらず、公式ドキュメントを改めて読んだら、ぶっちゃけ半分以上、使ったことがない機能がありました。
/btw、ultrathink、/batch、Output Styles──名前すら知らなかったものが複数ありました。 毎日何時間も使っていて、です。
これマジでもったいないなと思いました。
だから今回、公式ドキュメントとchangelogを全部読んで、50個に厳選しました。 「知ってるだけで作業時間が半分になるコマンド」と「存在すら知られてない機能」を、難易度順に並べています。
上から順に読んでいってほしいです。
料金プランの話も最初にしておきます。 2026年3月時点の情報で整理します。
Claude Codeを使うには、Proプラン(月額20ドル、約3,000円)以上の有料プランが必要です。 無料のFreeプランでは使えません。
各プランを一覧にします。
Free(無料):Claude Codeは使えない。ブラウザのチャットのみ。
Pro(月額20ドル/約3,000円):Claude Codeが使える最初のライン。年払いだと月約17ドルに割引。デフォルトモデルはSonnet 4.6、Opus 4.6も利用可能。
Max 5x(月額100ドル/約15,000円):Proの5倍の使用量。Claude Codeをガッツリ使うならここ。Opus 4.6がデフォルト。
Max 20x(月額200ドル/約30,000円):Proの20倍の使用量。ヘビーユーザー向け。
Team(月額25〜150ドル/人):5名以上のチーム向け。Claude Codeを使うにはPremiumシート(月額100〜150ドル/人)が必要。Standardシート(月額25〜30ドル/人)ではClaude Codeは使えないので注意。
Enterprise(要問い合わせ):大企業向け。セキュリティ・コンプライアンス対応。
ポイントは「Claude Code自体に追加料金はかからない」ということ。 Proプラン以上に入っていれば、追加課金なしで使えます。
ただし、Claude Codeは通常のチャットよりトークン消費が大きいです。 Proプランだと、重めのタスクは1日2〜3回が現実的なライン。本格的に使い倒すなら、Max 5x以上を検討した方がいいです。
もう1つ。 2026年4月1日から、日本のユーザーには消費税10%が加算されます。 3月中に契約した方がちょっとだけお得です。
対応モデルは3つ。 Opus 4.6(最上位・深い推論向き)、Sonnet 4.6(高速・コスパ良し)、Haiku 4.5(軽量・安価)。 /model コマンドでセッション中にいつでも切り替えられます。
この記事の使い方について。
50個を8つのカテゴリに分けています。
超入門編(8選)
基本編(8選)
セッション管理編(6選)
パイプ&自動化編(8選)
思考の深さ操作編(5選)
Skills&カスタムコマンド編(5選)
MCP連携編(4選)
マルチエージェント編(4選)
設定&Hooks編(2選)
上から順に読めば、初心者から上級者まで段階的に理解が進みます。 「自分のレベルに合った章だけ読む」のもありです。
各コマンドには、コピペで使えるプロンプト例と、ビジネス活用シーンを必ずつけています。「これ、自分の仕事でどう使うの?」がすぐわかるようにしました。
では、本編に入ります。
第2章:超入門編(8選)── インストールしたらまずこれを覚えろ
Claude Codeを初めて使う人が、最初の10分で覚えるべきコマンド8つです。
ここに書いてあることを覚えるだけで、「とりあえずClaude Codeを動かせる」状態になります。
①claude ── 起動コマンド
ターミナルを開いて、これを打つだけ。
claude
これでClaude Codeの対話セッションが始まります。 日本語で話しかければ、日本語で返ってきます。
初回起動時に「何をしたいですか?」的なグレーの薄い文字でサジェスチョンが表示されます。 これはプロジェクトのGit履歴から自動で推測されたもので、最近作業したファイルに関連する提案が出てきます。
初回は無視してOKです。 そのまま自分のやりたいことを日本語で入力してください。
最初のプロンプトを指定して起動することもできます。
claude “このプロジェクトの構成を説明して”
ビジネス活用シーン:新しいプロジェクトに参加した初日。引き継ぎ資料を読む前に、まずこのコマンドでプロジェクト全体の構成を把握する。30秒でプロジェクトの概要がわかります。
②claude --version ── バージョン確認
claude --version
自分が使っているClaude Codeのバージョンを確認できます。
「新機能が使えない」「ドキュメントに書いてあるコマンドが動かない」というとき、まず確認すべきはバージョンです。 最新版にアップデートするには以下のコマンドを実行します。
claude update
これだけでOK。
③/help ── セッション内ヘルプ
Claude Codeの対話セッション中に打ちます。
/help
使えるスラッシュコマンドの一覧が表示されます。 「あのコマンド、何だっけ?」と思ったらまずこれ。
ちなみに、?キーを押すと、キーボードショートカットの一覧も表示されます。 環境によって使えるショートカットが違うので、自分の環境で何が使えるか確認するときに便利です。
④/exit ── 終了
/exit
Claude Codeのセッションを終了します。 Ctrl+D でも同じことができます。
セッションを終了しても会話履歴は保持されます。 --continue や --resume で後から再開できるので、安心して終了してください(詳しくは第4章で解説します)。
⑤/clear ── 会話リセット
/clear
現在の会話履歴を全部消して、まっさらな状態に戻します。
「今の話題と全然違うことを頼みたい」ときに使います。 前のコンテキスト(文脈)が残っていると、AIが混乱して的外れな回答をすることがあるので、話題を変えるときは /clear を習慣にしてください。
ここで注意。 /clear と /compact は全然違います。
/clear → 全部消す。まっさらにリセット。 /compact → 要約して圧縮する。文脈は残る。
「今の作業を続けたいけどコンテキストが膨らみすぎた」→ /compact 「全く別の作業を始めたい」→ /clear
この使い分けを覚えるだけで、AIの回答精度が変わります。
⑥Ctrl+C ── 処理キャンセル
Claude Codeが処理中のときに Ctrl+C を押すと、現在の処理をキャンセルできます。
「あ、指示間違えた」と思ったら即キャンセル。 AIが暴走して延々とファイルを書き換え始めた、みたいなときの緊急停止ボタンです。
これ、マジで重要。 特にファイル操作を伴うタスクでは、間違いに気づいた瞬間にCtrl+Cを押す癖をつけてください。
⑦Up/Down矢印 ── 入力履歴ナビゲーション
キーボードの上下矢印キーで、過去に入力したコマンドを呼び出せます。
「さっきと同じプロンプトをもう一回送りたい」というときに、わざわざ打ち直す必要がない。 上キーを何回か押すだけで、過去の入力が順番に表示されます。
入力履歴はセッション中のみ保持されます。 /clear を実行するとリセットされるので注意。
⑧Tab ── オートコンプリート
コマンドやファイルパスの入力途中で Tab キーを押すと、候補を自動補完してくれます。
/com まで打って Tab → /compact に補完
/ まで打って Tab → ファイルパスの候補が表示
タイピング量が劇的に減ります。 特にファイルパスの入力で威力を発揮するので、Tab を押す癖をつけてください。
ここまでの8つを覚えれば、Claude Codeの基本操作は完璧です。 次の章から、「知ってる人と知らない人で差がつく」コマンドに入ります。
第3章:基本編(8選)── 知ってるだけで差がつくコマンド
ここからが「使い倒している人」と「なんとなく使ってる人」の分水嶺です。
この8つを知っているかどうかで、1日の作業時間が体感で30%くらい変わります。
⑨/btw ── 作業を中断せずにサイド質問
これ、僕が一番感動したコマンドです。
Claude Codeが作業中でも、/btw を使えば会話履歴を汚さずに質問できます。
/btw さっきのAPIのエンドポイントなんだっけ?
通常の質問と何が違うかというと、/btw で聞いた内容は会話履歴に残りません。 コンテキストを消費しない。 プロンプトキャッシュを再利用するので追加コストも最小限。
Space、Enter、Esc のいずれかで回答を閉じて、元の作業に復帰します。
ぶっちゃけこれを知ったとき「なんで今まで知らなかったんだ」と思いました。
長いコーディングセッションの途中で「さっきのファイル名なんだっけ」みたいな確認をしたいこと、めちゃくちゃあるじゃないですか。 今までは一度作業を止めて質問して、また戻って…とやっていた。 /btw なら、作業を止めずに確認できます。
しかも、/btw は Claude Codeが処理中(レスポンスを返している最中)でも使えます。 処理を待たずに割り込みで質問できるのが神です。
ちなみに、/btw はサブエージェントとは逆の設計です。 サブエージェントは「ツールは使えるが、会話全体は見えない」。 /btw は「会話全体が見えるが、ツールは使えない(ファイル操作等ができない)」。
「今のセッションの中で知っていることを聞きたい」→ /btw 「新しい情報を調べに行ってほしい」→ サブエージェント
この使い分けを覚えておいてください。
⑩Esc×2 ── チェックポイントで好きな地点に巻き戻し
Esc キーを素早く2回押すと、巻き戻しメニューが開きます。
選択肢が出ます。
Restore code and conversation → コードと会話の両方を巻き戻し
Restore conversation → 会話だけ巻き戻し、コードは維持
Restore code → コードだけ巻き戻し、会話は維持
Summarize from here → 選択地点以降を要約に圧縮
Claude Codeがファイルを編集したタイミングは全て自動追跡されていて、チェックポイントは約30日間保持されます。
「3つ前の編集に戻して」が一瞬でできます。
これ、Git で revert するよりはるかに楽です。 「AIに書かせたコード、やっぱり前の方が良かったな」というとき、Esc×2 で即巻き戻し。
僕はこれを「AIのCtrl+Z」と呼んでいます。
⑪/diff ── Git差分をインタラクティブに閲覧
/diff
Claude Codeが今のセッションで変更した内容をインタラクティブに確認できます。
← / → で current git diff と Claude Codeのターンごとの diff を切り替え ↑ / ↓ でファイル間をブラウズ
コミット前の最終確認に使ってください。 「何が変わったか」を目視で確認してから git add する習慣をつけると、事故が激減します。
僕はベンチャー企業で部下のコードレビューをしていた経験がありますが、「変更点を目視で確認する」という基本動作が、品質を担保する上で一番効きます。AIが書いたコードでも同じです。
⑫/init ── CLAUDE.mdの自動生成
/init
新しいプロジェクトで /init を実行すると、コードベースを分析して CLAUDE.md を自動生成してくれます。
フレームワーク、テストコマンド、ビルド手順、コーディング規約まで自動検出。 手動で書くと30分かかる内容が1分で出てきます。
CLAUDE.md というのは、Claude Codeに対する「指示書」です。 「このプロジェクトではこういうルールで書いてね」という情報をまとめたファイル。
Claude Codeは毎セッション、このファイルを自動で読み込みます。 だからCLAUDE.mdの質が、AIの出力品質を直接左右します。
コピペで使えるプロンプト例。 /init で生成した後、以下を追記するのがおすすめです。
このプロジェクトのCLAUDE.mdに以下を追記してください。
- コミットメッセージは日本語で書くこと
- 変数名はキャメルケースを使うこと
- console.log は本番コードに残さないこと
- テストは必ず書くこと
新しいプロジェクトに入ったら、最初に /init。これ鉄則です。
⑬/compact [指示] ── 会話要約・コンテキスト圧縮
/compact
会話履歴を要約して圧縮します。 コンテキストウィンドウが埋まってきたら使います。
⑭/compact は引数で「何を残すか」を指定できるのが強力です。
/compact エラーハンドリングのパターンだけ保持して
こう指示すると、エラーハンドリングに関する情報だけ残して、他は圧縮してくれます。
一般的な目安として、コンテキスト使用量が80%を超えたら /compact を実行してください。 待ちすぎると、自動圧縮が走って意図しない情報が消えることがあります。 先手で /compact する方が、残す情報をコントロールできます。
⑮/cos ── コスト・所要時間表示
/cos
現在のセッションで消費したコストと所要時間を表示します。
「今月どのくらい使ったかな」を確認するのに便利。 特にProプランで使用量を気にしている人は、こまめに /cos を確認する癖をつけてください。
⑮/model ── モデル切替
/model sonnet
セッション中にモデルを切り替えられます。
指定できるモデルは以下の3つ(2026年3月時点)。
opus → Opus 4.6(最上位、深い推論)
sonnet → Sonnet 4.6(高速、コスパ良し)
haiku → Haiku 4.5(軽量、安価)
使い分けの目安はこうです。
設計・アーキテクチャの議論 → opus
コードの実装・修正 → sonnet
簡単な質問・軽いタスク → haiku
haiku に切り替えるだけでトークン消費を大幅に抑えられます。 「この質問にOpusはもったいないな」と思ったら /model haiku。 終わったら /model sonnet に戻す。 これだけで月のコストが変わります。
⑯@ファイルパス ── ファイル参照
プロンプトの中で @ に続けてファイルパスを書くと、そのファイルをClaude Codeに明示的に参照させられます。
/Header.tsx このコンポーネントのバグを修正して
Tab補完も効くので、
/ まで打って Tab を押せばファイル候補が表示されます。
「このファイルを見てほしい」という意図をAIに明確に伝えられるので、回答の精度が上がります。
ビジネス活用シーン:議事録やレポートのファイルを @ で指定して、「この内容を要約して」「この中からアクションアイテムを抽出して」と指示する。AIに「どのファイルの話か」を迷わせないのがコツです。
第4章:セッション管理編(6選)── 昨日の続きを一瞬で再開する
Claude Codeのセッション管理は、地味だけど生産性に直結する機能です。
「昨日途中だった作業を再開したい」 「計画を確認してから実行させたい」 「もっと速く動いてほしい」
この章で全部解決します。
⑰claude -c / --continue ── 直前セッション再開
claude --continue
直前のセッションを会話コンテキストごと再開します。
昨日の作業の続きが、コンテキスト込みで復帰する。 セッションはデフォルトで約30日間保持されるので、数日前の会話でも戻れます。
僕は金曜の作業を月曜に --continue で再開するのが日常になっています。 「月曜の朝、先週の作業をどこまでやったか思い出す時間」がゼロになります。
⑱claude -r / --resume ── セッション一覧から復帰
claude --resume
過去のセッション一覧が表示されて、そこから選んで復帰できます。
--continue は「直前のセッション」しか再開できませんが、--resume は好きなセッションを選べる。
複数のプロジェクトを並行して作業しているとき、「あのプロジェクトのセッションに戻りたい」というときに使います。
セッションに名前をつけておくと探しやすくなります。
claude -n “auth-refactor”
この -n フラグでセッションに名前をつけられます。 名前をつける習慣をつけると、--resume で一覧を見たときに「どれがどの作業だったか」が一目でわかります。
⑲/plan ── 計画モード
/plan
計画モードをオンにすると、Claude Codeはツール(ファイル編集、コマンド実行など)を使う前に毎回「これやっていい?」と確認してきます。
「いきなりファイルを書き換えられるのが怖い」 「AIが何をするか、事前に確認したい」
そんな人はこのモードを使ってください。
特に、初めてのコードベースで作業するとき。 または、大規模なリファクタリングをする前。 /plan をオンにして、一つ一つ確認しながら進める方が安全です。
僕はこれを「新人マネジメント型」と呼んでいます。 新人に仕事を任せるとき、「やる前に一回確認してね」と言いますよね。 AIも全く同じ。
⑳Shift+Tab ── 計画モード切替(ショートカット)
/plan をわざわざ打たなくても、Shift+Tab で計画モードをオン/オフできます。
「ここは確認しながら進めたい」→ Shift+Tab でオン 「もう大丈夫、任せる」→ Shift+Tab でオフ
ワンアクションで切り替えられるので、作業のテンポを崩さずに安全性を確保できます。
㉑/fast ── 高速モード
/fast
高速モードに切り替えます。
注意点として、/fast は別のモデルに切り替えるわけではないです。 同じモデル(Opus 4.6など)を速度重視のAPI設定で動かすモードです。
対話的な高速イテレーションやライブデバッグに最適。 ただし、高速モードをセッション途中で有効にすると、それまでのコンテキスト全体がFastモードの料金で再課金されるので、コストを気にする場合は注意してください。
㉒/effort high / medium / low ── 推論深度切替
/effort high
Claude Codeの「考える深さ」を恒久的に切り替えます。
high → じっくり考える(精度重視、コスト高め)
medium → バランス型(2026年3月からMax/Teamのデフォルト)
low → 軽く考える(速度重視、コスト低め)
「この作業は単純だから、そんなに深く考えなくていいよ」→ /effort low 「ここは複雑だから、しっかり考えて」→ /effort high
使い分けることで、コストと精度のバランスを自分でコントロールできます。
第5章:パイプ&自動化編(8選)── Claude Codeをスクリプトに組み込む
ここからちょっと上級です。
Claude Codeを「対話ツール」としてだけ使っている人が多いですが、実はスクリプトやパイプラインに組み込める。 ここを知ると、自動化の幅が一気に広がります。
非エンジニアの人も「こういうことができるんだ」と知っておくだけで、チームのエンジニアに依頼するときの解像度が上がります。
㉓claude -p ── プリントモード(非対話実行)
claude -p “このプロジェクトのTODOコメントを全部リストアップして”
-p(print mode)は、プロンプトを1回実行して結果を出力し、そのまま終了するモード。
対話セッションに入らないので、スクリプトの中に組み込めます。 結果は標準出力(stdout)に流れるので、さらにパイプで繋げられます。
CIパイプラインに組み込んだり、cronで定期実行したり、シェルスクリプトの一部として使ったりできます。
㉔パイプ入力 ── 既存コマンドの出力をClaudeに食わせる
git log --oneline -20 | claude -p “このコミット履歴を要約して”
cat error.log | claude -p “このエラーの根本原因を特定して”
ls -la | claude -p “このディレクトリ構成を説明して”
シェルのパイプ(|)でClaude Codeに入力を渡せます。 -p と組み合わせると、既存のシェルスクリプトやCIパイプラインにClaude Codeを組み込めます。
ビジネス活用シーン:毎朝のデプロイ後に、エラーログを自動でClaude Codeに食わせて分析結果をSlackに投稿する、みたいな自動化が可能です。
㉕--output-format json ── JSON出力
claude -p “このコードのバグを分析して” --output-format json
出力をJSON形式で受け取れます。 他のプログラムで結果を解析するときに必須のオプション。
stream-json にすると、リアルタイムでJSONがストリーミング出力されます。
claude -p “大きなタスク” --output-format stream-json
㉖--max-turns ── ターン数制限
claude -p --max-turns 3 “この関数を説明して”
AIが何ターン(何往復)で処理を終えるかを制限します。
「簡単な質問なのに何回もツールを呼んで時間がかかる」を防げます。 -p モードでのみ有効です。
㉗--max-budget-usd ── 予算上限設定
claude -p “APIレイヤーをリファクタリングして” --max-budget-usd 5.00
1回の実行で使える最大予算をドルで指定します。 「気づいたら高額になっていた」を防ぐ安全装置。
-p モードでのみ有効です。 自動化パイプラインに組み込むとき、必ず設定しておいてください。
㉘--json-schema ── 構造化出力スキーマ指定
claude -p “バグを分析して” --json-schema ‘{”type”:”object”,”properties”:{”bugs”:{”type”:”array”}}}’
JSON Schemaを指定して、出力の構造を強制できます。
「AIの出力を他のプログラムで自動解析したい」ときに使います。 スキーマに沿った形でしか出力されないので、パースエラーが起きません。
㉙--allowedTools / --disallowedTools ── ツール権限指定
claude --allowedTools “Bash(git log:*)” “Bash(git diff:*)” “Read”
Claude Codeが使えるツール(ファイル読み書き、コマンド実行など)を明示的に制限できます。
「git 関連のコマンドだけ許可して、rm は絶対に実行させない」みたいな設定が可能。
claude --disallowedTools “Bash(rm:*)” “Bash(sudo:*)”
セキュリティ的に重要な設定です。 特にチームで使う場合、危険なコマンドを事前にブロックしておくと事故を防げます。
㉚!コマンド ── バッシュモード
Claude Codeのセッション中に ! を先頭につけると、シェルコマンドを直接実行できます。
!git status
!ls -la src/
通常、Claude Codeにシェルコマンドを頼むと、AIがコマンドを「考えて」から実行するのでトークンを消費します。 ! を使うと、AIを経由せずに直接シェルに投げるので、トークンの節約になります。
「AIに考えてもらう必要のない単純なコマンド」は ! で直接実行。 これだけで、無駄なトークン消費を避けられます。
第6章:思考の深さを操る編(5選)── ultrathinkからopusplanまで
Claude Codeには「考える深さ」を細かく調整する機能があります。
簡単なタスクに全力で考えさせるのは無駄。 難しいタスクに軽く考えさせるのは精度が落ちる。
この章では、状況に応じてAIの思考深度をコントロールする方法を解説します。
㉛ultrathink ── 最大深度の推論を1ワードで発動
プロンプトのどこかに ultrathink と書くだけで、そのターンだけ extended thinking(拡張思考)が最大になります。
このバグの根本原因を特定して ultrathink
/effort で恒久変更する必要がなく、1回限りの深い推論がほしいときに使います。
注意点として、think、think hard、think harder も段階的に効果はありますが、最大深度になるのは ultrathink だけです。
Skillファイル(後述)に書けば、そのスキル実行時に常に深い推論が走ります。
㉜think / think hard / think harder ── 段階的推論
ultrathink は「最大」ですが、そこまで必要ないときもあります。
think→少し考える
think hard→しっかり考える
think harder → かなり考える
ultrathink → 最大深度
段階的に使い分けてください。
この設計の問題点を指摘して think hard
コストと精度のバランスを取るなら、まず think hard で試して、足りなければ ultrathink にする、というステップがおすすめです。
㉝/model opusplan ── 設計はOpus、実行はSonnet
/model opusplan
これ、知らない人が多いですが、かなり便利です。
設計フェーズでは Opus 4.6 の深い推論を使い、実装フェーズでは Sonnet 4.6 の高速コード生成に自動で切り替わります。
Opus の設計力と Sonnet の速度を同時に使えるので、複雑な機能を実装するときに重宝します。
ただし、2026年3月時点では実験的な機能で、モデル切替が期待通り動かないケースも報告されています。挙動がおかしいと感じたら、/model で個別に切り替える方が確実です。
㉞/compact [保持したい情報] ── 情報を指定した圧縮
第3章でも紹介しましたが、ここでは「引数付き」の使い方を深掘りします。
/compact APIのエンドポイント設計と認証フローだけ保持して
こう指示すると、指定した情報だけ残して他を圧縮します。
長いセッションで「ここまでの設計方針は覚えておいてほしいけど、途中の試行錯誤は忘れていい」みたいな場面で使います。
一般的な目安として、コンテキスト使用量が80%を超えたら /compact を実行。 自動圧縮に任せるより、自分で残す情報をコントロールした方が、その後の精度が高くなります。
㉟Ctrl+R ── 入力履歴検索
Ctrl+R
過去の入力をインタラクティブに検索できます。
Ctrl+R を押す → 検索モードに入る → テキストを入力 → マッチする過去の入力が表示される → Ctrl+R で次の候補に移動 → Enter で選択
「30分前に打ったあのプロンプト、もう一回使いたい」というとき、Up キーを何十回も押す必要がなくなります。
Backspace を押すと検索をキャンセルできます。
第7章:Skills&カスタムコマンド編(5選)── 繰り返す作業を「型」にする
ここからがClaude Codeの真骨頂です。
「同じような指示を毎回打つのが面倒」 「チームメンバーにも同じクオリティで作業させたい」
そういう課題を解決するのが、SkillsとカスタムコマンドS。
僕がAIを使い倒してきて確信していることがあります。 「AIは曖昧な指示では力を発揮しない。具体的な仕様書を渡したとき、初めて真価を出す。」
これはベンチャー企業で部下をマネジメントしてきた経験と全く同じです。 「いい感じにやって」で伝わる部下はいない。 マニュアルを渡して、「これ通りにやって」と言ったとき、初めて安定したクオリティが出ます。
Skillsは、まさに「AIへのマニュアル」です。
㊱/スキル名 ── スキル呼び出し
~/.claude/skills/ にフォルダを作って SKILL.md を置く。 それだけで /スキル名 で呼び出せるようになります。
例えば、/create-invoice と打つだけで請求書の自動生成が走る。 /x-article と打つだけで記事の執筆パイプラインが起動する。
僕の基準は「3回以上繰り返す作業はスキル化する」です。
コピペで使えるスキルの例を1つ紹介します。
~/.claude/skills/meeting-summary/ に以下の SKILL.md を作ってください。
# 会議サマリースキル
以下の手順で会議の要約を作成してください。
1. 指定された議事録ファイルを読み込む
2. 以下の構成で要約を作成する
- 会議の概要(3行以内)
- 決定事項(箇条書き)
- アクションアイテム(担当者・期限付き)
- 次回の議題
3. 結果をMarkdownファイルとして保存する
出力ファイル名: meeting-summary-YYYY-MM-DD.md
これで /meeting-summary と打つだけで、毎回同じ構成の議事録サマリーが出てきます。
㊲SKILL.md の書き方
スキルの作り方は簡単です。
~/.claude/skills/ の中にフォルダを作る
そのフォルダ内に SKILL.md というファイルを置く
SKILL.md にMarkdownで手順を書く
プログラミングは不要です。 日本語でルールを書くだけ。
ポイントは「具体的に書くこと」。 「いい感じにまとめて」ではなく、「3行以内で要約して」「箇条書きで5項目」「ファイル名はこの形式で」と、数字と形式を明記する。
2026年の最新情報として、従来のカスタムコマンド(.claude/commands/)とSkills(.claude/skills/)は統合されています。既存の .claude/commands/ ファイルもそのまま動きますが、Skillsはfrontmatter(メタデータ)によるauto-invocation制御やファイル管理をサポートしているので、新規で作るならSkills形式がおすすめです。
㊳!command 構文 ── 動的コンテキスト注入
SKILL.md内でシェルコマンドを埋め込むと、スキル実行前に自動で結果が展開されます。
例えばPRレビュースキルにこう書く。
PR diff: !gh pr diff
Changed files: !gh pr diff --name-only
PR comments: !gh pr view --comments
Claude が実行するのではなく、前処理として展開されます。 毎回同じコマンドを手動で打つ必要がなくなります。
$1、$2 で位置引数も渡せます。
/pr-review 42
こう打つと、$1 に 42 が入って、PR #42 のレビューが自動で始まります。
㊴.claude/commands/ ── カスタムスラッシュコマンド作成
プロジェクトレベルとグローバルレベルの2箇所に作れます。
プロジェクト用(チームで共有):.claude/commands/[名前].md 個人用(全プロジェクトで使える):~/.claude/commands/[名前].md
ファイル名(.md 拡張子を除いた部分)がそのままコマンド名になります。
mkdir -p .claude/commands
echo “このコードのパフォーマンス問題を分析して改善案を出して” > .claude/commands/optimize.md
これで /optimize と打つだけで、パフォーマンス分析が走ります。
frontmatterで引数ヒントや説明文も追加できます。
---
argument-hint: [ファイルパス]
description: 指定ファイルのパフォーマンス分析
allowed-tools: Bash(git add:*), Read
---
㊵Output Styles ── Claude Codeの人格を根本から切り替える
/config → Output style で、Claude Codeの振る舞い自体を変えられます。
組み込みのスタイルは3つ。
Default → 通常のソフトウェアエンジニアリング
Explanatory → コーディングしながら「なぜこう書いたか」を解説
Learning → 人間がコードを書く部分をTODO(human)で提示
~/.claude/output-styles/ にMarkdownを置けば、カスタムスタイルも作れます。
CLAUDE.md とは根本的に違って、Output Styles はシステムプロンプト自体を書き換えます。
keep-coding-instructions: true を設定すれば、コーディング能力を維持したまま「リサーチャー」「ライター」「翻訳者」に変身させることも可能です。
第8章:MCP連携編(4選)── 外部サービスをClaude Codeから直接操作する
MCP(Model Context Protocol)を使うと、Claude Codeから外部サービスを直接操作できます。
Notion、Slack、GitHub、Google Drive、Discord、その他さまざまなサービスとの連携が可能です。
「Slackの未読を確認して、タスクをNotionに登録して、完了をSlackに通知」 これが1プロンプトで完結します。
㊶/mcp ── MCP機能アクセス・サーバー管理
/mcp
MCPサーバーの接続管理を行うコマンドです。
MCPサーバーを接続すると、そのサーバーが提供する機能がスラッシュコマンドとして使えるようになります。
設定ファイルは2箇所。
グローバル:~/.claude/.mcp.json プロジェクト:.claude/.mcp.json
㊷/mcp__[server]__[prompt] ── MCP生成コマンド
MCPサーバーを接続すると、自動でスラッシュコマンドが生成されます。
例えばGitHub MCPサーバーを接続すると、こういうコマンドが使えるようになる。
/mcp__github__list_prs → PRの一覧 /mcp__github__create_pr → PRの作成
使えるコマンドは接続したサーバーによって変わります。 /mcp で一覧を確認できます。
初回実行時、Claude Codeが「このツール使っていい?」と権限の確認を求めてきます。 /permissions で事前に許可設定をしておくと、毎回の確認が省略できます。
㊸/install-github-app ── GitHub連携
/install-github-app
Claude GitHub Appをセットアップして、プルリクエストのワークフローにClaude Codeを組み込めます。
GitHub ActionsからClaude Codeを呼び出して、PRの自動レビュー、コード修正、テスト実行などが可能になります。
㊹Tool Search ── 遅延読み込みによるトークン節約
これは2026年の注目機能です。
多数のMCPサーバーを登録していると、起動時にすべてのツール定義がコンテキストに読み込まれて、トークンを大量に消費します。
Tool Searchを有効にすると、ユーザーのリクエスト内容に応じて必要なツールだけを動的にロードするようになります。
コンテキスト使用量を最大95%削減できるという報告があります。 MCPサーバーを複数登録している環境では、必ず有効にしておいてください。
第9章:マルチエージェント&並列処理編(4選)── Claude Codeでチーム開発する
ここからはエキスパート向けです。
Claude Codeの中から別のClaude Codeインスタンスを起動して、並列で作業させる。 複数のAIエージェントがチームとして協調して動く。
正直、ここまで使いこなしている人は1%もいないと思います。
㊺Subagent&バックグラウンド実行
Claude Codeの中から別のClaude Codeインスタンスを起動して、並列で作業させられます。
「セキュリティレビュー」「パフォーマンス分析」「テストカバレッジ確認」を3つのサブエージェントに同時に投げて、結果を統合する。 直列でやるより3倍速いです。
バックグラウンドで走らせておけば、結果が返ってくるまで別の作業ができます。
バックグラウンドタスクの起動・確認には Ctrl+F を2回押す操作が使えます(確認付き起動)。
㊻/batch ── 大規模並列実行
/batch src/ 内の全コンポーネントをReactからSolidに移行
コードベースを調査 → 独立した作業単位に分解 → ユーザーに承認を求める → 承認後、作業単位ごとに1つのバックグラウンドエージェントをGit worktreeで起動します。
各エージェントが「実装 → テスト → PR作成」まで自動で回します。 100ファイルの一括リファクタリングが1コマンドで終わります。
ビジネス活用シーン:「全ファイルのライセンスヘッダーを更新して」「全コンポーネントのアクセシビリティ対応をして」みたいな大規模な一括変更に使えます。
㊼Agent Teams ── 複数のClaude Codeでチーム開発
環境変数で有効化する実験的機能です。
CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1
Lead(リーダー)がタスクを分解して、Teammates(メンバー)に割り振る。 共有タスクリストとメッセージングで協調します。
PRレビューで「セキュリティ担当」「パフォーマンス担当」「テストカバレッジ担当」を同時に走らせるのが特に強力です。
推奨チームサイズは3〜5人。
エージェントの定義は .claude/agents/ にAGENT.md ファイルを置いて行います。
---
name: code-reviewer
description: コードレビュー専門エージェント
tools: Read, Grep, Glob, Bash
model: sonnet
---
セキュリティ脆弱性、エラーハンドリング、パフォーマンスの観点でレビューを実施してください。
㊽--chrome ── ログイン済みブラウザをClaude Codeから操作
claude --chrome
Claude Codeが自分のChromeブラウザを直接操作できます。 ログイン済みの認証状態がそのまま使えます。
前提として、Claude in Chrome拡張機能のインストールが必要です(Chrome/Edgeのみ対応)。
Google Docs、Gmail、Notion、社内ツール——ログインが必要なサービスも操作可能。
第10章:設定ファイル&Hooks編(2選)── Claude Codeの振る舞いを根本から変える
最後の2つは、Claude Codeの土台を作る設定です。
この2つを理解すると、Claude Codeが「汎用ツール」から「自分専用の仕事マシン」に変わります。
㊾CLAUDE.md ── プロジェクト指示書の階層設計
CLAUDE.md は、Claude Codeに対する「指示書」です。 毎セッション、自動で読み込まれます。
設置場所は3つの階層があります。
グローバル:~/.claude/CLAUDE.md(全プロジェクト共通のルール)
プロジェクト:プロジェクトルートの CLAUDE.md(チームで共有)
ローカル:.claude/CLAUDE.local.md(個人のオーバーライド、.gitignoreに入れる)
上から順に読み込まれて、より具体的な設定が優先されます。
グローバルCLAUDE.md のコピペ用テンプレートを1つ紹介します。
# グローバルルール
## コミットメッセージ
- 日本語で書く
- 「feat:」「fix:」「refactor:」のプレフィックスをつける
## コーディングスタイル
- TypeScriptを優先
- anyの使用は禁止
- console.logは本番コードに残さない
## コミュニケーション
- 日本語で回答する
- 専門用語には必ず簡単な説明を添える
- 変更を加える前に計画を提示する
このファイルを ~/.claude/CLAUDE.md に置いておけば、どのプロジェクトでも共通ルールが適用されます。
ここがポイントです。
CLAUDE.md の質が、AIの出力品質を直接決めます。
曖昧な指示しか書いていないCLAUDE.md → AIの出力もブレる 具体的なルールが書いてあるCLAUDE.md → AIの出力が安定する
「AIは曖昧な指示では力を発揮しない。具体的な仕様書を渡したとき、初めて真価を出す。」
この哲学は、僕が新卒で入社した会社の社長に叩き込まれました。
部下に「いい感じにやって」と言っても、まともな成果物は返ってこない。 「ターゲットはこうで、構成はこうで、語尾はこうして」と具体的に指示して、初めて期待通りのアウトプットが出る。
AIもまったく同じです。 CLAUDE.md に具体的なルールを書けば書くほど、AIの出力品質が上がる。
これは100%断言できます。
㊿Hooks ── ツール実行の前後に自動処理を挟む
settings.json にフック定義を書くと、Claude Codeがツールを実行するたびに自動で処理を挟めます。
フックには3種類あります。
PreToolUse → ツール実行前に走る PostToolUse → ツール実行後に走る Stop → Claude Codeの処理完了時に走る
具体例をいくつか。
{
"hooks": {
"PostToolUse": [
{
"matcher": "Write(*.py)",
"hooks": [
{
"type": "command",
"command": "python -m black $file"
}
]
}
]
}
}
「Claude Codeがファイルを編集するたびに自動フォーマット」が実現できます。
手動で prettier や black を走らせる作業が完全に消えます。
Hooks を使いこなすと、Claude Codeが「ただのAIツール」から「自動品質管理付きのAI開発チーム」に変わります。
## 第11章:今日から始める3ステップ── インストールから最初のスキル作成まで
50個のコマンドを全部紹介しました。
「多すぎて何から始めればいいかわからない」という人のために、今日やるべきことを3ステップにまとめます。
ステップ1:インストールする
2026年3月現在、推奨はネイティブインストーラーです。
curl -sL https://install.anthropic.com | sh
npmでもインストールできます。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
インストール後、ターミナルで claude と打てば起動します。
初回は認証が求められるので、ブラウザでClaudeアカウントにログインしてください。
Proプラン以上が必要です。
ステップ2:/init でCLAUDE.md を生成する
プロジェクトのディレクトリに移動して、Claude Codeを起動し、/init を実行。
cd ~/my-project
claude
/init
自動生成された CLAUDE.md を確認して、足りないルールを追記してください。
これがAIの「仕事のマニュアル」になります。
ステップ3:最初のスキルを1つ作る
自分が「毎回同じようなことを頼んでいるな」と思う作業を1つ選んでください。
議事録のまとめ、コードレビュー、メールの下書き、何でもいいです。
その手順を SKILL.md に書いて、~/.claude/skills/ に置く。
mkdir -p ~/.claude/skills/daily-summary
# デイリーサマリースキル
以下の手順で今日の作業サマリーを作成してください。
1. 今日のgitコミット履歴を取得する
2. 変更内容を要約する
3. 明日のTODOリストを提案する
4. 結果をMarkdownファイルとして保存する
出力ファイル名: daily-summary-YYYY-MM-DD.mdこれで /daily-summary と打つだけで、毎日の作業報告が自動生成されます。
最初の1つを作ると「これは便利だ」と実感できるはずです。 そこから2つ目、3つ目と増やしていけば、気づいたら仕事の大半がスキル化されています。
大事なのは「行動量」です。
この記事を読んで「へー、便利そうだな」で終わったら、何も変わりません。
今日、Claude Codeをインストールしてください。 今日、/init を実行してください。 今日、スキルを1つ作ってください。
行動した人だけが、変わります。
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